いつから始まったのだろうか
どこへ行けば終わりは訪れるのだろうか
足元で汚れた 黒き空を
指先でなぞる 白き果てを
星々はお前に宿り やすらぎへと 誘うだろう
だが お前は何も知らないまま
生まれくる憎悪に 食い破られる星々は
お前の毒となり 身を焦がすだろう
朝に罪を 夕へ零し 夜を濁す
空という名の君はどこへ
罪を洗い流す鍵となるは その少女
共に歩み その罪を重きを知れることとなる (リヒト&ルルスス)
刻を知らぬ少女は自ら呪いとなった
強大な力は やがて その心を蝕んでいくだろう
過去の憎悪に焼かれ 火を放った
自身の悲鳴が罪を誘い 嘲笑う
お前をもといた場所へ帰しはしない
君のひかりを掬い取り 曖昧にした
空を彷徨う己の腕に 心はうつろいゆく
踊り続ける 空と空の狭間で
闘い 苦しみ続ける
終りなき空
朝と溶け 夕と語り 夜と愛する
空という君は夜に寄り添い
大きな罪を犯すこととなる
報われぬ 己の存在は 全てを無へと変えて
▲
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これで、どの文がどのキャラを指しているのかが見えてきますね。
でもまだ物足りないので、今度はムービー中に出てくる英文と照らし合わせていきます。
キラー
リヒト
ルルスス
オロロージョ&エクレメス
愛とを注がれし者達よ
狂いの世界に 空を見よ
今ここにあるべきは お前の消えない瞳
お前は何も知らない
いつから始まったのだろうか
どこへ行けば終わりは訪れるのだろうか
足元で汚れた 黒き空を
指先でなぞる 白き果てを
星々はお前に宿り やすらぎへと 誘うだろう
だが お前は何も知らないまま
生まれくる憎悪に 食い破られる星々は
お前の毒となり 身を焦がすだろう
朝に罪を 夕へ零し 夜を濁す
空という名の君はどこへ
罪を洗い流す鍵となるは その少女
共に歩み その罪を重きを知れることとなる (リヒト&キラー)
刻を知らぬ少女は自ら呪いとなった
強大な力は やがて その心を蝕んでいくだろう
過去の憎悪に焼かれ 火を放った
自身の悲鳴が罪を誘い 嘲笑う
お前をもといた場所へ帰しはしない
君のひかりを掬い取り 曖昧にした
空を彷徨う己の腕に 心はうつろいゆく
踊り続ける 空と空の狭間で
闘い 苦しみ続ける
終りなき空
朝と溶け 夕と語り 夜と愛する
空という君は夜に寄り添い
大きな罪を犯すこととなる
報われぬ 己の存在は 全てを無へと変えて
▲
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そしてムービー中の英文が、これです。(間違ってたらすんません)
下のカッコは歌詞と照らし合わせ、多分コレだろうと思う部分を入れました。
ここでも色分けをしていきます。
因みに、歌詞の中のどれに当てはまるかよく解らないものに関しては、管理人の勝手な訳を載せておきました。
日本語訳の下にあるのは、それがどんなシーンだったかの説明です。
キラー
リヒト
ルルスス
オロロージョ&エクレメス
Existing in this place now are uncleanable
lies
(今ここにあるべきは お前の消えない瞳)
うつむくエクレメスの背景に写る、リヒト・キラー・ルルススの影
keep on dancing between the
sky
(踊り続ける 空と空の狭間で)
うつむくエクレメスの背景に写る、リヒト・キラー・ルルススの影
with prayers between the
sky
(一緒に 空と空の狭間で)
うつむくエクレメスの背景に写る、リヒト・キラー・ルルススの影
I wonder when it ha began...
(一つの呪いが始まったその時 驚いた)
うつむくエクレメスの背景に写る、リヒト・キラー・ルルススの影
How far do
(いつから始まったのだろうか)
うつむくエクレメスの背景に写る、リヒト・キラー・ルルススの影
I have to go to see
the light?
(どこへ行けば終わりは訪れるのだろうか)
うつむくエクレメスの背景に写る、リヒト・キラー・ルルススの影
Until now what you don't know do
exists
(お前の知らない事はやり尽くした)
笑うリヒトをバックに、何かの画面に向かい、操作らしき事をしながら微笑むキラー
うつろな瞳で座り込む子供のキラーと、リヒトの後姿
With your fingertips follow the path of dirty dark
sky
(足元で汚れた 黒き空を 指先でなぞる)
笑うリヒトをバックに、何か画面に向かい微笑むキラー
うつろな瞳で座り込む子供のキラーと、リヒトの後姿
At the end of the bright road, what is waiting for
you?
(白き果てに、お前を待っているものは?)
何かの画面に向かい、操作らしき事をしながら微笑むキラー
take you to harmony
(やすらぎへと誘うだろう)
炎を前に佇むキラー
but you don't know
(だが お前は何も知らないまま)
笑うキラーのアップ
The hatred that was given birth to in you has taken the
stars
(生まれくる憎悪に 食い破られる星々は)
返り血を浴びて笑うキラーのアップ
目を閉じて微笑むキラーの姿
and turned it into poison which is killing you
silently
(お前の毒となり 身を焦がすだろう)
目を閉じて微笑むキラーの姿
頭を抱えて苦しんでいるキラーの姿
stars in your eyes
(瞳に宿る星々)
ルルススを抱えるリヒトとキラー
悪笑どいみを浮かべるリヒトと魔方陣
stars in your hearts
(心に宿る星々)
悪笑どいみを浮かべるリヒトと魔方陣
you will live in shadow
(お前は影と)
リヒトの足元に現れる魔方陣
その足元に対を成すように映し出されているキラー(水面の向こうにいるような感じで)
of shade and commit the eighth sin
(共に歩み その罪を重きを知れることとなる)
リヒトの足元に魔方陣が現れる
その足元に対を成すように映し出されているキラー(水面の向こうにいるような感じで)
the never ending fighting and
pains
(闘い 苦しみ続ける)
キラーの方を見るリヒトのアップ
(最後のシーンにでるカットの使いまわし)
your name is written in the sky
(空という名の君)
剣を床に突き刺し、うつむくキラーのアップ
(最後のシーンにでるカットの使いまわし)
Unrequited existance will
turn
(報われぬ 己の存在は)
エクレメスの足元に魔方陣が現れる
everything into nothing
(全てを無へと変えて)
ルルススの足元に魔方陣が現れる
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以上の事を踏まえて、空という君はキラーの事ではないか。
それを踏まえ、まずはキラーから解釈して行こうかと思います。
killer(英語で殺し屋)
X
Everlasting (永遠に続く・不滅の【形】*永久・永遠・神【名】)
Pain (苦痛・哀しみ・苦悩・悲嘆) =過去の憎悪に〜の部分
Horrible (恐ろしい・身の毛のよだつような) =GENOCIDE
Evening (夕方・夕暮れ(末期・衰退期・晩年)) =空という君は夜に寄り添いを指している?
Recurrence (再発・再現・繰り返し・思い出・回想)
”星々はお前に宿り やすらぎへと 誘うだろう
だが お前は何も知らないまま
生まれくる憎悪に 食い破られる星々は
お前の毒となり 身を焦がすだろう”
ひとまず”星々は〜”というのは置いておき、”やすらぎへと 誘うだろう”に注目します。
この安らぎとは、GENOCIDEからの開放を示しているのではないか。
加え、お前は何も知らないとあります。
何も知らないと言う事は、何も知らずに利用されている、と解釈出来るのではないかと。
それと同時に、知らないという事は、別の世界、あるいは別の時空の住人であるという事も示しているのではないか。
お前の毒となりというのは、頭を抱えるキラーの体に浮かび上がった紋様のようなもの。
これを指している様に思えます。
身を焦がすだろうとありますので、何も知らないまま、望まない展開へと事が発展してしまったと、考えられないでしょうか。
そして、
”過去の憎悪に焼かれ 火を放った
自身の悲鳴が罪を誘い 嘲笑う
お前をもといた場所へ帰しはしない”
”過去の憎悪に焼かれ 火を放った”という事は、キラーはGENOCIDEであった自分を憎んでいた。
故に、過去の憎悪に焼かれ、ムービーでもあったように、火を放ってしまったという事ではないでしょうか。
これはTatshさんの曲コメントになるのですが。
大量殺戮兵器の持つ破壊力、哀しみとある様に、キラーがGENOCIDEであった自分を憎んでいた事は間違いないのではないでしょうか。
そして自身の悲鳴が罪を誘いとあります。
ムービーでも、キラーは火を放った後、頭を抱えて苦しそうにしています。
ここから、キラーは火を放った事でまた罪を重ね、その事でまた苦しんでいる。
気になるのが罪を誘いの部分です。
最初に星々はお前に宿りとありましたが、これも関係してくるのではないでしょうか。
星々とはキラー以外の面子であり、宿るとは時の力が宿ったのではないか。
キラーが別の世界か何かから来た際、Xepherに存在する『時を操る能力』が宿ってしまう。
それに気付いていなかったキラーは、火を放った後、罪への苦悩が力を暴走させ時を止めてしまったのではないかと。
そして最後に、お前をもといた場所へ帰しはしないとあります。
これは悪どく笑うリヒト、そして子供のキラーに接触するリヒトから見て、リヒトがキラーに言った言葉だと考えられます。
元居た場所とは、GENOCIDEとみて間違いないでしょう。
これでキラーが元々、Xepherに居た訳ではないという可能性が増しました。
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お次にリヒトの解釈に行きます。
Licht(ドイツ語で光)
X
Expense
(犠牲・代価)
Punishment (処罰・罰)
Hocuspocus (作り話・(奇術師の)呪文・手品) =笑いながら魔方陣を出すシーン?
Ecstasy (無我夢中・狂喜・恍惚) =キラーの力をげっちゅ
Reality
(現実・実在・事実)
いやもう、何ていうかね。私の中でこの人、結構な悪役なんですよ。
まぁ…ボスだと思ってたら更に上が居て、切り捨てられるタイプの悪なんですが。
”罪を洗い流す鍵となるは その少女
共に歩み その罪を重きを知れることとなる”
とありますね。
ムービーの英文を加えたら
”罪を洗い流す鍵となるは その少女
(お前は影と)共に歩み その罪を重きを知れることとなる”
となります。
リヒトは全てにおいてルルススと歌詞やらが被ってます。
ので、ここで私はリヒトとルルススは最初から何らかの接点があったのではないかと思いました。
罪を洗い流す鍵であるルルスス。
キラーの部分でも述べたように、全ての時の力を手に入れ、暴走した結果時を止めてしまったキラー。
ルルススは、そんなキラーの能力を打ち消す力を持っているのではないでしょうか。
(お前は影と)共に歩み その罪を重きを知れることとなる。
つまり、キラーを連れて来て、一緒に居たらキラーの能力に気付き。
時が止まってしまった原因はキラーなのだと気付くという事を指しているのではないかと。
加えて述べるなら、ここはリヒト、キラー、ルルススに関係している部分と言えます。
G2ARTではリヒトとルルススがこの部分に当てはまり。
ムービーでは、リヒトとキラーがここに相当するのです。
X
End (結末・極限) =最後の貫かれるエクレメスに関係?
Prayer
(祈り・かすかな望み) =キラーにとって、ルルススはかすかな望み(希望)なのではないか
Hesitation
(ためらい・躊躇) =キラーの力を黙っている事への躊躇い?
Existence (実在・生存・全存在物)
Regret
(後悔・懐かしく思う・遺憾)
ルルススは途中からどんどん狂って行く、というイメージです。
ではその理由について述べていきましょう。
”共に歩み その罪を重きを知れることとなる
刻を知らぬ少女は
自ら呪いとなった
強大な力は やがて その心を蝕んでいくだろう”
リヒトの部分で述べたように、ルルススはキラーの力を消し去る鍵で。
だからムービー中、ルルススを抱えるキラーは何処と無く縋っている様な目をしているのではないでしょうか。
そしてリヒトは、お前をもといた場所へ帰しはしないを仄めかす様に。
キラーの頭に手を沿え、逃がすまいとしているのではないでしょうか。
刻を知らぬ少女というのは、単にルルススの事を指しているのではないかと。
時が止まれば、そりゃあ当然成長もしないでしょう。
もしここでリヒト辺りを指したいのなら、”刻を知らぬ青年”、だとか。
気になるのは
自ら呪いとなったです。
キラーの力を黙っておく事に罪悪感を感じていたルルススは、心に闇を巣くわせてしまう。
そしてその闇は次第にルルススを蝕んで行き、飲み込んでしまうのではないか。
そこからルルススの大変身が始まり、堕ちていくのだと思います。
”全てを無へと変えて”
と、あります。
最後の時が動き出すシーンの後、ルルススはリヒトとキラーをバックに従え、血まみれの剣を抱きながら微笑んでいます。
(ついでに最初の頃に比べ、心なしか成長したようにも見えるので、時が止まってた分だけ成長したんではないでしょうか。
最初は止まっていた時間も最後では動き出していますし。(狂った様に超高速でですが。))
血まみれ、というのが結構引っかかりますよね。
このシーンの前に、エクレメスがオロロージョに剣で貫かれるシーンがあります。
それを強調しているように見えます。
歌詞にも”
報われぬ 己の存在は全てを無へと変えて”とありますので、エクレメスが殺される(あるいは封印)される原因はルルススにあるのではないかと。
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最後にオロロージョ&エクレメスですね。
Orlogio(イタリア語で時計)
Eculemess(フランス語で小さな祈り)
この二人については、意見が二つに分かれるかと思います。
極端に言えば、”正義”か”悪”なのか。
王道主人公っぽいデザインのオロロージョ。そしていかにもヒロインなエクレメス。
私は前者です。
では、それについて語っていきましょう。
”いつから始まったのだろうか
君のひかりを掬い取り 曖昧にした
踊り続ける 空と空の狭間で
空という君は夜に寄り添い
大きな罪を犯すこととなる
報われぬ 己の存在は 全てを無へと変えて”
これがG2ARTSの二人に出ていた歌詞の部分です。
いつから始まったのだろうかとあります。
始まったというのは時が止まった事を指しており。
かつ、この文を見ると原因はこの二人に無い様に思えます。
”踊り続ける 空と空の狭間で”これは、ムービーの最初にあった、キラーとオロロージョの決闘の事ではないでしょうか。
空という君は夜に寄り添い
大きな罪を犯すこととなる
キラーで述べたように、空という君はキラーだと考えると…
夜に寄り添う=夜で時が止まる⇒その原因はキラー…という、公式が発生します。
大きな罪、それは勿論時を止めてしまう事でしょう。
次に、ムービー中にエクレメス(+ヒリト・キラ・ルルスス)に当てはまった歌詞を見てみましょう。
”今ここにあるべきは お前の消えない瞳
いつから始まったのだろうか
どこへ行けば終わりは訪れるのだろうか
踊り続ける 空と空の狭間で
報われぬ 己の存在は”
お前の消えない瞳というのが、気になります。
お前=エクレメスと考えてみましょう。
ここにあるべきなのは、時が止まった世界にある、エクレメスの瞳なのか。
あるいは、エクレメスという存在を映し出す他者の瞳なのか。
どちらも割と重要な役どころにある気がしてなりません。
いつから始まったのだろうか
どこへ行けば終わりは訪れるのだろうか
とあるように、どうやら時を止めたのはエクレメスではない。
そして、エクレメスは時が再び動き出す事を願っている、と言えないでしょうか。
ここでさっきの”瞳”を思い出してみて下さい。
こんな、いきなり時が止まったら誰しもが混乱してテンパりそうな時に、
「いつから始まった?」
等と、エクレメスは至極冷静に考えています。
混沌としているであろう、その場には一人でも冷静な人物が必要なはず。
そう考えると、世界を冷静に見つめるエクレメスの瞳。
そのエクレメスを見つめる、他の人間…オロロージョの瞳。
それはかなり、”時を止めている側”としてはとても邪魔な存在なのではないでしょうか。
更に裏づけとして、ムービー中の英文に
I wonder when it
has began...
とあります。
これは日本語の歌詞に当てはまる物が無かったので、管理人の勝手な訳をくっつけます。
これは直訳すると
私はそれ(呪い)が始まったその時不思議に思った
…と、なります。(帰国子女な知人に頼り済。笑)
不思議に思う。
止めてる側なら、不思議に思う必要性がありません。
私が立てた、キラーが止めたという仮説のように、気づいていない場合を除いて、ですが。
しかし、元々Xepherの住人であると考えられるエクレメスが、自分がその能力を持っていた場合。
気付かない訳が無いと、思えるのです。
最後に、
”報われぬ 己の存在は 全てを無へと変えて”
とあります。
ルルススで述べたように、全てを無へと変えるのはルルススであると考えます。
では何故エクレメスは報われぬのか?
ここで浮かび上がってくるのが、作中にあったある場面です。
剣を携え、今にもエクレメスへと駆け寄ろうとするオロロージョ。
三つの剣が柵のようにエクレメスの前に立ちはだかり、エクレメスはというと、「来ないで」といった感じで手をオロロージョに向けています。
三つの剣。
これは良く見ると、左からキラー、リヒト、ルルススの剣でした。
これから察するに、言い方が少々悪いですが、エクレメスは三人に監禁されているのではないでしょうか。
勇者が悪の三人集に捕まった姫を助けるため、単身敵地へと乗り込む。
まさに王道ストーリーです。
ここで世界観をXepherに戻しましょう。
エクレメスは何故捕まったのか?
それは先ほど述べたように、三人にとって、邪魔だったからです。
しかしお前は何も知らないままと、あるように、キラーは気づいてないお間抜けさんです。
ので、ここでエクレメスを監禁しようと言い出したのは、リヒト、あるいはルルススであると考えられます。
そして、オロロージョに「来るな」といった姿勢を見せている辺り、エクレメスは一人で何とか事を終わらせようとしているのではないかと。
勇敢な女性ですね。
ですが結局、ルルススによってオロロージョは陥れられ、エクレメスはご臨終。
もし二人が相思相愛だったら。
そりゃあ、報われないでしょう…。
剣で刺されると言っても、封印って可能性もあるよな〜と思ったわけですが。
報われぬ、ってあるし。
救われない系のシリアスストーリーにも見えるし。
ご臨終って事で。
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